QGISで快適なトレース作業~タッチペンを使う~
紙地図や空中写真からトレースしてデータを作成するとき、マウスでカチカチするのはめんどくさいです。PCの画面上に直接ペンを走らせてポリゴンやラインを書きたいなと思うことがあります。そんなとき、QGISのFreehand Editingプラグインが便利です。その手法が、GIS実習オープン教材 ©GIS-OER WGで解説されています。
私の実行環境
※画面タッチができないPCの場合は、マウス操作で代用できます。
Freehand Editingプラグインをインストールする
プラグイン>プラグインの管理とインストールを選択します。検索ボックスにFreehand Editing
と入力してプラグインをインストールします。
トレースしてみる
なんと、すいすいかける(プラグインの作者さんに感謝です)。
目的に応じて、スナップオプションの設定したり、レイヤ作成時の属性情報の入力を省略したりすると使いやすさがましますのでお試しください。
QGISをRasberryPi3にインストールする
QGISをRaspberry Pi3(raspbian)にインストールしてみました。私の環境では、以下で成功しました。
用意するもの
- raspbianがインストールされたRaspberry Pi3
参考にしたサイト
インストール方法(以下は、自己責任でおねがいします)
1. source.listを編集し、QGISをインストールできるようにする。
# cd /etc/apt # sudo nano sources.list
2. sources.listに以下を追加し、control+Xで上書きし、enterをクリックする。
deb https://qgis.org/debian jessie main deb-src https://qgis.org/debian jessie main
3. インストールを実行する。
# sudo apt-get install # sudo apt-get install qgis python-qgis qgis-plugin-grass
インストールが成功するとメニュー内のEducation
にQGISとGRASS GISが追加されます。QGISを実行すると、QGIS(LTR版)が立ち上がります。普段使っているWindowsやMacに比べると動作がやや重たいのですが、しっかりうごきました。ちなみに、Micro SDは32GBのものを使っています。
一緒に入れたGRASS GISは動かない?っぽいです。うーん。